審美歯科
私が卒業した1999年当時と比較すると、格段に審美的治療のオプションは増え、ノウハウと科学が蓄積してまいりました。
当時はポーセレンフューズドクラウンといわれる金属のキャップの上にセラミックスを焼き付ける方法で被せ物をつくることがスタンダードだったのですが、歯ぐきの付近がやや暗くなるという欠点がありました。いまは症例に応じていろいろな材料を用いることができ、このような欠点も克服することができるようになっております。
進化の一例を挙げてみましょう。例えばオールセラミッククラウンという方法により、メタルフリーで治療できるようになり、生体親和性が非常に高いため金属アレルギーがあるかたにも適用しやすく、より透明感の高い審美性が得られるようになりました。またその機能も天然歯とほぼ同等と考えられております。
その美しく作られた被せ物(補綴物)を接着する手法も格段に向上しており、適切に装着されれば長期に機能することが証明されております。ただし、噛み合わせが強い方、歯ぎしり/食いしばりなどが明らかに見られる場合、治療の選択肢に制限が出てくる可能性もあります。
まずはお気軽にご相談下さい。まずはお口元をどのようにしていきたいのかということをしっかりとカウンセリングさせていただいてから患者さんのスマイルをデザインしてまいります。
審美治療症例
症例1 接着性ブリッジ
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40代女性
左上2番を頑張って根管治療で残そうとしたが、残念ながら抜歯となったケース。ブリッジやインプラントも治療のオプションとなるが、今回はかみ合わせも強い方でないということもあり、接着性ブリッジという方法で修復を行った。場合により歯を全く削らずに行なうことができ、審美性も優れている。
術前とほぼ変わりのない状態を回復することができたため、とても患者さんに喜んで頂くことができた。患者さんに優しい治療であったと考える。 |
症例2 ラミネートベニア(歯の削除なし)
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術前の状態。前歯の両側の2番めが奇形で、見た目を改善したいという希望があった。
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歯を削らず小さく薄いラミネートベニアを作成
全く歯を削ることなく、患者さんが考える最高の審美性を獲得することができた。
30代女性
以前より前歯の2番めが小さく、形が気になっていた。
当院にてラミネートベニアによる、歯を全く削らない審美回復を行った。
切削しないことにより最大限に健全な歯を保存できている。
患者さんにはどこからみてもホンモノの歯にしか見えないということで、とても結果に満足していただけた。 |
症例3 4本のオールセラミッククラウン
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上の前歯に審美性に劣る前歯のクラウンが入っている |
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自然感溢れるセラミッククラウン修復により、患者さんの魅力的な笑顔がさらに引き立つようになった。 |
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50代男性
全顎的な治療を行ったが、その一部として前歯を魅力的に改善したいというご希望があった。色、形の相談を綿密に技工士を交えて行い、とても自然な仕上がりとなった。非常に活動的でお洒落なこの男性によく似合う歯をご提供できたように思う。 |
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