大阪大学での研究について 2016.06.19
久々にブログを書きます。忙しく診療、研究、教育などをさせていただいていることに感謝しながら毎日を過ごしておりますが、今日は少し研究について書いてみたいと思います。 私の根本は臨床医ですから、毎日の診療は大好きです。患者さんに満足いただけた時にはとてもうれしい気持ちにもなります。しかし、それだけでは世界の最先端にはいることはできません。研究とは人が知らないことを突き詰めることでもあり、それが医学会においての貢献になることもあり、歯科医師として、そして研究者としても一流になりたいという思いがあります。スウェーデンから帰国してから今は大阪大学で研究を続けており、少しずつ成果が出てきております。私の研究分野のメインはインプラント周囲炎といわれる、インプラント周囲の骨が溶けてしまう病気についてなのですが、どのようにすればそれをコントロールできるのかを一生懸命に追求しています。まだまだ世界的には難しい治療と考えられていますが、いつかこの病気をしっかりとコントロールできるようになりたいという思いが強いです。使い方を間違えなければインプラント治療は素晴らしいのですが、この病気を克服することは我々歯科医師の課題なのです。日々の診療とともにこちらの方も頑張っていこうと思っています。 (写真はインプラント周囲の細菌を研究室で培養しているところです。)
大月記 |
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