大阪中之島の歯科医院 DUO大阪歯科医院

デュオ大阪歯科医院

大阪中之島 DUO大阪歯科医院

大阪府大阪市北区中之島3-3-3 中之島三井ビルディング 1階
TEL:06-6136-6480 FAX:06-6136-6481
歯周病治療について

当院では歯周病でお困りの方に、科学的根拠に基づいたグローバルスタンダードな歯周病治療を行なっております。まず歯周病は“治せる”病気です。

歯周病でお困りの方、ご安心下さい!

日本で患者さんの声を聞くと“あなたは歯周病にかかっているから抜けるまで待つしかない”、“歯周病は治してもすぐ再発するのでインプラントにしたほうがいい”と他院で説明を受けたなど、なんとも悲しい歯科界の現実をよく耳にします。また多くの医院で私が見てきた光景としては、まず虫歯や被せ物を治し、先生は何も考えずに衛生士さんにバトンタッチし、初めて歯周病治療に着手するといったことがよく見受けられました。ここでは何が問題なのでしょうか?
虫歯治療や審美歯科治療を含む被せ物の治療、修復治療は確かに重要なのですが、口の中の状態を全てチェックし、口腔機能の改善と口腔健康状態の回復を目指す、包括的な治療計画が全く立案されておらず、行き当たりばったりの治療が横行しているということです。
悪い例を挙げますと、虫歯や被せ物の治療は全て終了してみて、さあ歯周病治療といったところで歯周病の状態をチェックしてみると多くの治療不能(Hopeless)な歯がある。そういった歯はいい加減に扱われて、ごまかしの治療をされているわけです。つまり最初から場合によっては抜歯、もしくは歯周病的観点からは残せるかどうか分からない(Questionable)ならば、先にそちらの治療を優先すべきです。そしてその歯が残るであろうことが確認できた後に前述の治療を行えば良い。つまり治療を始める前に包括的治療計画の立案と患者さんへのコンサルテーションとディスカッションをおろそかにしている医院が非常に多いということです。

歯周病治療
私たちは患者さんが歯周病という病気、そしてその治療法について納得、理解されるまで治療を行いません。なぜならコンプライアンス(遵守)という言葉がありますが、歯周病治療においてこれほど大切なことはないからです。正しい歯周病に対する認識を持って頂き、そして必要なホームケア(主に家でのブラッシング)を適切に行なって頂くことは、その患者さんの歯を残す上で絶対的に重要なことなのです。私が在籍していたスウェーデン、イエテボリ大学の歯周病スペシャリストクリニックでは全ての患者さんが一般歯科医院からの紹介なのですが“患者さんのホームケアが7割、我々の仕事は3割”とよく衛生士さんや歯周病専門医が言っていました。それほど口すっぱく患者さんにプラークコントロールの重要性を説いていたのです。

そして磨いてくれない患者さんは、紹介元の先生へ容赦なく戻されていました。磨く意思のない方を治療しても治らないことが分かっているので、ずっと大学病院で治療していることに意味がないからです。それは多くの研究により証明されており、歯科医院での歯石、バイオフィルム除去をいかに丁寧に行なっても、患者さんのプラークコントロールのレベルが低い場合や必要な定期検診を受診されない場合はすぐに歯周病の再発が見られるばかりか、以前の状況よりも悪くなってしまう場合も多く見られます。

歯周病は生活習慣病として位置づけられており、歯周病菌を中心とした細菌感染症と考えられています。まだはっきりと原因は分かっていませんが遺伝的に歯周病が進みやすい方とそうでない方がおられることも分かっています。よく知られているとことではタバコの喫煙やコントロールされていない糖尿病は歯周病を悪化させる因子になるかもしれないことが研究で明らかになっており、また逆に歯周病が心臓疾患、糖尿病、出産などに悪影響を与えるかもしれないことも示唆されております。そういった細かい情報も治療を 進める際には個々の患者さんに合わせ、いろいろとお話をしていきます。

歯周病は普段、症状がほとんど見られないため、糖尿病や高血圧症などと同じく“Silentdisease”と呼ばれ、患者さんが自覚していないことも多くあります。またそのために治療が終わったあとも、特に症状がないから大丈夫と思い込み、定期検診をおろそかにしてしまう方が多くおられます。歯周病治療は治るまでが治療ではなく、その後のメインテナンス治療も治療の一部であり、歯を残すために非常に重要であることをご理解頂き、私たちとともに歯周病を治していきましょう。


歯周病の原因

歴史的にはデンマークのHaraldLoe(ハロルド・ロー)教授がプラーク(歯垢、細菌の塊)の堆積と歯肉炎との直接的関係をヒトで証明しました(Loe et al., 1965)。つまりプラークが堆積すると歯肉の炎症が引き起こされ、その後プラークを徹底的に除去すると歯肉の炎症は治るということです。犬の実験においてもプラークの堆積と歯周病との関係が、現在歯周病学の大家でスウェーデン、イエテボリ大学のJan Lindhe(ヤン・リンデ)教授によって証明されました(Lindhe et al., 1975)。まず歯肉炎(歯ぐきに限局された炎症)が起こり、それが放置されると歯周病(歯ぐきの炎症と歯を支える組織の破壊が起こっている)へ移行していきます。歯周病に罹患している歯には歯ぐきの下に歯石が付着しており、そこはバイオフィルム(細菌の塊で、歯の表面などを足場に強固に付着している)の格好の足場になっております。そこで体は生体を細菌から防御するために同部で炎症を引き起こし、細菌と体とのバトルが起こります。そこで起こる慢性または急性炎症のなかで歯を支える組織が破壊されていきます。

歯周病は徐々に進行し、(進行のスピードは個人差がかなりあります)歯の動揺が出てきたり、普段の慢性炎症が急性化することにより歯ぐきが腫れたりと自覚症状が出てくるようになり、最終的には歯が抜け落ちてしまいます。


治療の手順

資料採得
問診、口腔内写真、レントゲン写真、口腔内診査等

診断
資料をもとに診断します。


治療計画の立案
いくつかの治療計画を立案します。

コンサルテーション
患者さんと立案した治療計画について納得いくまで話し合います。

基本治療
ブラッシング指導、歯にこびりついている歯石やバイオフィルムの除去(デブライドメント)などを行います。

再評価
基本治療後の歯周ポケットの深さと状態をチェックして、更なる治療が必要な場合は、今後の治療計画を患者さんと話し合います。

再非外科的歯周治療もしくは外科的歯周治療(歯周再生療法を含む)
残存した歯周ポケットの状況に応じて更なる歯周環境の改善を行います。

再評価〜最終評価 メインテナンスへ
残存する問題点が認められないことを確認し、必要があれば補綴、修復治療(被せ物、審美的治療を含む、矯正治療などを各専門医が原則として行います。治療が終了した後は定期的なメインテナンス治療が必ず必要となります。



歯周病治療症例


症例1 ホープレスへの歯周再生療法


症例1 ホープレスへの歯周再生療法


40代女性
矯正医からの紹介症例、他院では抜歯といわれた左下の大臼歯。ホープレスに近い限りなく抜歯に近い状態であったが歯周再生療法をもちいてほぼ100%の組織修復が行われた。
根の先にまでいたる14mmのポケットが4mmにまで改善された。





症例2 ホープレスへの根管治療、歯周再生療法


症例2 ホープレスへの根管治療、歯周再生療法


50代男性、他院で左上4番目の歯の抜歯を宣告され、数医院でセカンドオピニオンを訊くも、抜歯の診断は変わりなかった。当院にもセカンドオピニオンをもとめて来院され、非常に厳しい状態であるが、適切な根管治療と歯周治療を行なうことにより抜歯せず機能させることができる可能性を説明。根管治療治療専門医による根管治療、歯周病専門医による再生療法により症状もなく健康な状態を取り戻すことができ、抜歯を回避することができた。





症例3 ホープレスへの歯周再生療法


症例3 ホープレスへの歯周再生療法1

右上2,1番および左上1番の歯を支える組織が根の先までなくなっておりグラグラになっている。

症例3 ホープレスへの歯周再生療法2 歯周再生治療後6ヶ月。
歯を支える組織は大きく回復し、最大10mm以上あった歯周ポケットもなくなっている。


30代後半の女性。歯がグラグラになってきて前歯をすべて抜かないといかないと他院で言われ、当院を受診された。左の1番目の歯が特にホープレスに近く、厳しい状態であることをお伝えしたが、患者さんの保存希望が強く、歯周再生療法を適用することとした。術後6ヶ月となるが失われた歯のまわりの組織が大分回復し、10mm以上のポケット、過度な動揺なども消失している。

この若さで前歯をすべて失うことの喪失感はとてつもなく大きいものと思われ、これらの歯を残せたことはこの患者さんの人生に良い影響を与えるものと考える





症例4 審美性、清掃性改善のための根面被覆術


症例2 ホープレスへの根管治療、歯周再生療法


50代男性
上の犬歯、小臼歯部の歯ぐきが過度に痩せてきて、なんどもむし歯が再発し、詰め物をやり替えている。左右ともに歯の根を覆う手術を行い、審美的、かつブラッシングがしやすい状況を回復できた。望んでおられた結果が得られたため患者さんにはとても喜んで頂けた。


参考文献
Lindhe, J., Hamp, S. E. & Loe, H. (1975) Plaque induced periodontal disease in beagle dogs. A 4-year clinical, roentgenographical and histometrical study. J Periodontal Res10, 243-255.
Loe, H., Theilade, E. & Jensen, S. B. (1965) Experimental Gingivitis in Man. J Periodontol36, 177-187.




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